桧厚板フローリング 30mm
桧では珍しい30mmと厚板のフローリング。
地元吉野(西吉野村、黒滝村)で伐採された年数の経った原木から、フローリングへと仕上げております。小径木から取られるフローリングとはまた違い、細かい節が少なく、美しい艶のある大きめの赤い節が印象的な桧フローリングです。
ただ、少し取り扱いが難しい面もありますので、弊社では桧本来の趣を損なわない様、工夫して製品造りを行っております。
桧独特の油対策
桧は油分を多く含んでいます。艶が出て美しいのですが、フローリングに加工し梱包して置いておくと、フローリングの表面に油が浮き出てきます。(左の写真は油が浮き出できている写真です。)一度油が出てしまうと、取り除く事は非常に困難になります。
油浮き防止のため、弊社では最終の加工はご注文を頂いてから行いますので、出荷時に、製品の表面に油が浮いている心配はありません。気温が高い夏場は特に油が出やすいので、納材後、すぐに施工されることをお勧めします。
桧フローリング節有材特殊加工
また、節有材に関してですが節は乾燥するとかなり固くなり、モルダーやプレナーなどの刃物で加工すると、大きく欠けたり毛羽立ったりしやすく、折角の趣を台無しにしてしまいます。又、節の周り等の木目の入り組んだ部分は、逆目が置き易くざらついた肌触りになります。
その為、弊社独自に加工方法を工夫することでほとんど解決することが出来ました。決して完璧な方法ではありませんが、節や節の周りの仕上がりは、刃物で仕上げるのに比べてかなり見栄えが致します。靴下やストッキングの引っかかりもほとんどないと思われます。
110mm×30mmの桧フローリング
110×30 本実一等(節有り) 施工例
桧 一等(節有り)
サイズ(単位mm) | 含水率 | |||
---|---|---|---|---|
長さ | 巾 | 厚み | ||
2000 | 110 | 30 | 15%以下 | |
4000 | 110 | 30 |
製品品質
・サンダー仕上げ(240番ペーパーによる仕上げ)
・一等材の為、死節・抜節は埋木処理。節の割れ目などパテ処理。・人工乾燥材
埋木 パテ補修
・無塗装品
※エンドマッチの場合、長さは1820mmになります。
対応等級 一等(節有)
加工形状
本実加工 |
180mm×30mmの広幅桧フローリング
180×30 本実一等(節有り)施工例
桧 一等(節有り)
サイズ(単位mm) | 含水率 | |||
---|---|---|---|---|
長さ | 巾 | 厚み | ||
2000 | 180 | 30 | 15%以下 | |
4000 | 180 | 30 |
製品品質
・サンダー仕上げ(240番ペーパーによる仕上げ)
・一等材の為、死節・抜節は埋木処理。節の割れ目などパテ処理。・人工乾燥材
埋木 パテ補修
・無塗装品
※エンドマッチの場合、長さは1820mmになります。
対応等級 一等(節有)
加工形状
本実加工
厚みを30mmにすることで180mm巾と広幅のフローリングへと仕上げる事が出来ました。年数の経った原木から製造しておりますので、上の写真のようにかなり大きな節もあります。乾燥させると節はかなり固くなり、割れが出てきます。靴下やストッキングの引っかかりを防ぐためパテ補修を行います。また、節の割れが拡大されたり欠けたり、節の周りの毛羽立ちを防ぐため、弊社独自の加工方法で美しい節を極力残した桧フローリングへと仕上げております。