生(なま)もの 新鮮なうちに :2020年3月 8日
上写真は桧フローリングのカットサンプルです、積み重ねて長らく置いたものです
先日取り出したら、このような状態になっていました.
桧材は保存状態によりますが
(板同士を密着させたり、板の上に他の物を隙間なく置いた状態で保存するなどして)
しばらく置きますと
このように表面に油が浮いてしまいます
でもこの油も、桧の精油成分が、表面に板材などの障害物があって、
揮発しきれずに付着しただけのもので
スクレイパーなどで削ってやれば下写真の通り
新品に戻ります
でも、この桧の性質が桧床材の流通を難しくしています
通常の流通では、床材を数枚ずつ梱包しラッピングなどして、流通過程に流しますが
問屋さん小売店さんを経過するうちに、上記のような事が起きてしまい
いざ現場で使用するときにトラブルになることがままあります
この問題を起こさない為の一つの方法として、ウレタン塗装を施して精油成分が揮発しないように
がっちりと固めてしまう方法があります
でも、そうするとせっかくの桧の香りなどの自然な状態を損ないかねません
それで、弊社では表題の通り「新鮮なうちに」
作り立てのものを現場にお届けするようにしています
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