階段用板材製材 :2015年5月27日
少し間が空きましたが 昨日 先日の銘木市で購入した原木を製材いたしました
160年~200年生の原木の三番・四番玉の原木です、その部分まで成長するのに50年程度はかかっておりますので 年輪数は百年そこそこになると思いますが なかなか味わいのある原木です
いよいよ製材開始です 送台車の上でぐるぐる回転させ表裏を見極めます 今回の場合は下駄箱の天板用など 広幅の化粧板も製材するつもりなので まず原木の木表から製材してゆきます
吉野杉は密植して育林しておりますので 4番玉5番玉でも片面は結構芯近くまで 綺麗な無節材が採れます
白太の部分は造作材などに製材いたしますので 階段板用の部分は殆ど赤身だけになります
目の込んだ赤身の板材が製材できました
しかし長年数を生きてきた原木には 経過してきた苦労の跡が刻み込まれていることが多く 厳しい消費者の 意には沿わない部分が多く隠れていて製品の歩留まりを悪くしております
以後 しばらくは この消費者の意に添わなくしている難点について紹介していきたいと思います
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