簡単施工腰板セット
長らくご愛用いただきました腰板セットをより使いやすくして発売いたしました。
長くご使用いただく間にお客様から様々なご要望を頂きましたが、下記のような点について解決することが出来ました
① | 様々な下地に対応、石膏ボード・タイル・コンクリート・クロス(ビニール製など一部の製品を除く)・塗り壁(砂壁などポロポロ剥がれ落ちる壁を除く)でも、接着剤が有効な下地ならどこにでも施工可能です。 |
② | 施工の簡便化 従来、巾木・笠木の取り付けの時、長い釘を用いて石膏 ボード下地の間柱などに、釘留めしたり、突っ張り棒をして木工用接着剤で壁に貼り付けたりしていましたが、その手間をなくしました、下地材を強力な両面 テープと強力な接着剤で取り付けその上にビス止め致しますので、従来の面倒な手間が省けました。 |
③ | 留め切りの解消 コーナー部分などの面倒な留め切りをコーナー部材を作る事により簡単に施工できるようにしました。 |
④ | 多少凸凹した壁にでも楽に施工できます 下地材を工夫いたしましたので多少凸凹 した壁にでも問題なく施工できます、又反りの有る腰板でも壁に突っ張ることなく 施工できます。 |
⑤ | 腰板の交換ができます ペットの爪とぎで傷ついた時や子供の落書きで汚れた時でも笠木を取り外せば楽に腰板だけを取り替える事ができます。 |
セット1 吉野杉赤味一等(節有り) | セット2 吉野杉赤味上小節(少し節有り) |
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セット部材 | ||
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下地材 両面テープ付き 上下とも同じ物を用います |
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腰板 下端部の凸部分を巾木の凹部分に差し込みます |
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巾木(はばき) 溝の付いた部分を上向きに取り付けます その部分に腰板の凸の部分がはまります |
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笠木(かさき) 最後に取り付ける部材です |
基本セット内容 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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■オプション部材 | |
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巾木出隅(でずみ) | 巾木入り隅(いりずみ) |
笠木出隅(でずみ) | 笠木入り隅(いりずみ) |
字型部材 枠材との境や出隅の部分に取り付けます | 紐 壁際や入り隅の部分に取り付けます |
部材名 | 樹種 | 寸法(mm) | 品質 |
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巾木出隅 | 杉 | 68x68x50 | 赤上小節 |
巾木入り隅 | 杉 | 68x68x50 | 赤上小節 |
笠木出隅 | 杉 | 68x68x50 | 赤上小節 |
笠木入り隅 | 杉 | 68x68x50 | 赤上小節 |
L字型部材 | 杉 | 900x20x17 | 赤上小節 |
紐 | 杉 | 900x20x5 | 赤上小節 |
腰板セット施工手順
写真1(タイル下地なのでTの現場とします) | 写真2(同じくクロス下地なのでKの現場) |
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写真3(塗り壁なのでNの現場) | |
三枚の写真はお世辞にも綺麗な壁とはいえませんが私の身内で最近施工した写真です 写真1はタイルの下地、写真2はクロスの下地、写真3は塗り壁(糊が混ざった硬い壁)の下地です今回の施工方法ですと、いずれの下地でも問題なく簡単に施工する事ができました 施工手順をこの三例の施工写真を元に説明していきます |
巾木下地材の取り付け
下地材の両面テープを2センチ程度はがし、付属の接着剤を(両面テープの厚み以上に盛り上げるように)塗布して、目的の位置に仮付けします、両面テープの接着力が強力ですので、全部剥がすと仮付けのとき、移動する事ができません |
現場T: 線引きに従って下地を仮付けします、下地材の間隔はこの現場の場合は少し狭いですが、実際には ★下地同士の間隔を20cm程度とって取り付けます |
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Tの場合: 仮付けしたあと定規を当てて水平を見、高さ調節をして、両面テープのカバーを全部剥がし、壁に押し付け固定します 下地材の取り付けが終りましたら化粧材の取り付けまでには接着剤の硬化を待って24時間以上間を開けてください |
Nの場合: 既存の巾木が有りましたので、その上に乗せるように取り付けました ★同様に下地材同士の間隔は20cm程度あけます |
巾木の取り付け、出隅 入り隅 コーナー部分から
(接着剤が硬化して下地材が十分固定されたなら 化粧材の取り付けを行ってください)
現場K: 出隅 入り隅がある場合はコーナー部材を先に取り付けます、釘溝の部分にビスでとめます |
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次に直線部分を取り付けます、市販の木工用接着剤を併用されるといいです、同じくビス留めをします |
笠木下地材の取り付け
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Tの場合: 下地材の位置決め 取り付けた巾木に腰板を差し込んで、下地材の出っ張った部分が腰板の上端から5ミリ程度の隙間が開くような位置に、下地材の位置決めをします |
Nの場合: 窓枠の下に施工しましたので、笠木の上端がはまる隙間、15ミリ程度窓枠から間隔を開けて施工しました ★笠木下地の場合は下地材同士の間隔は6~8センチ程度で腰板の巾よりは狭くとってください |
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腰板の取り付け
Kの場合: 巾木の凹の部分に腰板の凸の部分を差し込んで取り付けていきます |
Nの場合: 巾木の凹の部分に腰板の凸の部分を差し込んで取り付けていきます |
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笠木の取り付け
Kの場合: 腰板を並べ終えると笠木を取り付けます、笠木の場合も出隅 入り隅のある場合には、先にコーナー部分から取り付けます |
Nの場合: 笠木の取り付けはビスだけで行います、笠木をかぶせると下地の位置が分からなくなりますので、あらかじめ養生テープなどで、下地の位置をマークしておく必要が有ります |
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L字型材やI字型材の取り付け
Kの場合: 最後にL字型材やI字型材を木工用接着剤などで取り付けます |
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完成写真
Tの場合: タイルの上に施工 |
Kの場合: クロスの上に施工 |
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Nの場合: 塗り壁の上に施工 |