見学会 :2011年9月 9日
先日、いつもお世話になっています、寝屋川にある縁 創建工房さんの見学会にお手伝いで行ってきました。
創建工房さんとは、2年ぐらい前からお付き合いさせて頂いています。
桧のフローリングや桧の階段、和室の造作材などなど、いろいろと使って頂いています。
台風にもかかわらず、たくさんの方が見学にこられていました。お家の中がお客さんでギュウギュウずめになっている時も・・。
社長さんやスタッフさんが奮闘している中、私はと言いますと、お手伝いと言っても子供たちと遊んだり、受付していただけで・・・。でも、発見!子供たちはシャボン玉が大好き。お父さん、お母さんが見学している間、時間を忘れて遊んでおりました(笑)
また、創建工房さんでお家を建てられたОBの方もたくさん来られていました。受付をしていますと名前を書いてもらうので、「あぁー!半年前にフローリングいれさせてもらったお家の方や」とか「確か昨年の・・」とか。何かみょうにうれしくなってお話させて頂いたりしました。
実際にお施主さんとお会いしてお話させて頂く機会っていうのがほとんどないと言ってもいいぐらい。話を聞かせてもらい、良かったところは大いに喜んで、悪かったところは今後の商品造りに役立てないと。
お施主さんに会うこと、大事なことだと思いました。家造りの輪の中に参加してるって実感することで商品造りのモチベーションもあがるだろうし。
初対面の方とお話しするのがかなり苦手な私ですが、お施主さんと会う機会、少しずつでも増やせていければと思いました。
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納涼祭り :2011年8月27日
先日、納涼祭りに参加してきました。
奈良県には「奈良県木材青壮年団体連合会」と言う会があって、奈良県の中でも桜井とか吉野とか7つの団体に分かれているのですが、その中の吉野会団(通称 吉野青年部)というところに所属しています。要は材木屋の若手が集まって、木材をもっと全国の人に知ってもらおう、使ってもらおうという活動をしている団体です。
その吉野青年部が主催する納涼祭り。場所は吉野材がたくさん集まってくる吉野材センター。地元の子供たちを集めて、金魚すくいや当て物などやってもらって楽しんでもらうお祭りです。
青年部は十数人いてまして、みなさん仕事を早く切り上げて大急ぎで準備。
今年は提灯もリニューアルしました。
夕方の六時を回ると、すごい数の子供たちが・・・。吉野こんなにたくさんの子供たちがいるなんて。普段吉野にいてると、あまり子供を見かけないので毎年、子供の多さにビックリさせられています。
子供たちは当てものをして、金魚すくいのポイをもらって金魚すくい。金魚がいっぱいとれたら、かき氷を食べて、隣にお地蔵さんがあるので、そこでお菓子をもらって帰るっていう感じです。
金魚すくいのポイは600本ぐらい注文したのに・・・。一時間もたたない間になくなっちゃいました。しまいには、金魚を入れるボールで捕っている子供たちも。おかげで、金魚たちはみんな持って帰ってもらうことができました。
子供たち、金魚とお菓子を持って楽しそうに帰って行きました。
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長野県へ :2011年8月25日
先週の金曜日、マスタープラン建築事務所の小谷社長、池田さん、froh建築事務所の水谷さん、建築士さん三人とご一緒させて頂き、長野県に連れて行って頂きました。かなりの長旅でしたが、いい経験になりました。
おととし、日本住宅・木材技術センターの「マンション内装材の新製品開発」という企画で、間伐材を使った遮音材の開発に一年間、マスタープランさんと一緒に参加させて頂きました。いろいろ試行錯誤しながら、何度もチャレンジしてきました。素人ながらも、遮音ていうのは奥が深いんだなーと痛感させられました。
で、今回新しい乾式二重床を見に行くとのことで、遮音実験に参加させてもらったよしみでお声をかけて頂きました。ありがとうございました。
まず、一番最初に伺わせてもらったのが、乾式二重床メーカーの竹村工業さん。僕は良く知りませんでしたが、木毛セメント版という建築材料を製造している会社です。
会社に到着後、竹村工業さんの社員さんから、木毛セメント版、二重床の支持脚のゴムの説明を受けた後、敷地内にある遮音実験棟に向かいました。周りには何棟もの実験棟。スケールがでかい。
二階にはすでに乾式二重床がセットされた上に杉の30mmの床板がはられていました。梁に囲まれた杉床の感じ、すごい懐かしかったー。
二階の状況を見せてもらった後、下の階に回り、二階で社員さんが飛んだり走ったりしている音のチェック。音は聞こえますが不快感を覚えるほどの音ではなかったように思います。
その後、実験用に建てられた建物、実際に住まれているハイツを見学させて頂きました。外壁は全部杉。木毛セメント版の上に30mmの杉板がはられているそうです。すごい・・・。吉野にもこんなハイツあったらいいのになあー。床や壁、建具なんかも杉や桧がつかわれていました。
中では、二階で飛んだり走ったりしている様子を、一階でモニターを見ながら音を聞けるシステム。遠くのほうでかすかに音がなっている感じ。普通に生活していれば、ほとんど何にも聞こえないのでは。
その後、木毛セメント版の製造工場へ。上の写真は、短く切られた丸太をスライスする機械。このスライスされた木材とセメントを型枠の中に入れて木毛セメント版をつくるようです。
材木はスプルース。中国が抱え込んでいるので、値段が上がり、原木がはいりにくくなってきているようです。これからは国産桧に移行していく模様。でも、もともとスプルースは桧の代用品で、昔は桧の価格が高かったからスプルースに走ったわけで。木毛セメント版は、他の理由があるのかもしれませんが。間伐材の利用になるし、桧に代わっていくといいですよねー。
他にも工場内を見せて頂きましたが、企業秘密で撮影はNG。本当にいろんな機械が備わっていて大きな工場でした。普段、僕も工場の中で仕事しているのですが、こんな大きな工場を見るとテンションが上がります。
その後、昼ごはんまでご馳走になり、ありがとうございました。
お昼からは、マスタープランさんがマンションでペレットストーブを使えるかどうかを確認する為、製造・販売されている近藤鉄工さんを訪問。
実際にペレットストーブを見るのは初めて。見た目は薪ストーブと一緒で、燃料がペレット(木材を細かく砕いて、圧縮して固めたもの)。後ろにペレットを入れる燃料タンクがついていて、そこから右写真の真ん中の筒のような所を通ってペレットが落ちてきて、燃える仕組みになっているみたいです。
実際にストーブをつけて頂きました。何か月も着火していなかったためか、ペレットが燃料タンクに入ったまんまで湿気ていたせいか、煙がストーブの中を充満していましたが、3、4分後ぐらいに着火。小谷社長が心配されていた外部に排出される煙はと言うと結構出てました・・・。においもそこそこあり。
でも、暖かかった。夏だから暑いくらいでしたけど。冬ならいいでしょうね。何といっても炎が見えるって言うのがいいですよねー。見てるだけで暖かくなりそう。人間は炎を見てると、落ち着くと聞いたことがあるような、ないような。
最後に杉野建築店さんのモデルハウスを見せて頂きました。小谷社長が尊敬しておられる伊礼さんと言う有名な建築家が設計された家でした。三人の設計士さんたちは、おおはしゃぎだったように僕には見えました。
長野県への旅、初めての体験ばかりで頭がパンクしそうになりましが、貴重な体験させて頂きありがとうございました。
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杉の階段板 置くだけフローリング :2011年8月17日
今日は朝から階段のササラ板を造りました。
いつもお世話になっている奈良の木村建設さんの階段です。
左側の写真が、直階段(まっすぐな階段)のササラ板。右側の写真が廻り階段のササラ板。
床が赤杉の上小節(ほとんど節のないもの)なので、赤がはっているものでとのことでしたので、ほとんど赤身。とっても綺麗。階段になるのが楽しみです。
このあと、ササラ板に、段板とケ込板を差し込む溝を入れないといけないのですが、ウチにはまだその機械がなく・・・・。ということで、いつもお世話になっている階段加工専門の加工屋さんにお願いします。
昼からは、先日初めて問い合わせを頂いて、訪問させてもらった吹田のリフォームシステムショップ タサキさんの注文の加工。
上の写真は、事務所の一角につくられた杉の体感ショールーム。杉の足場板を自分で買いに行って、材木屋さんに実(フローリングをつなげる部分)をつけてもらい、自分で貼ったそうです。天然乾燥らしく、少し隙間もできていましたが全体に日に焼けていい色合いになっていました。
今年の三月にこのショールームを完成させ、本格的に杉床と珪藻土を使ったリフォームを始められるそうです。タサキさんの社長は、いろんな所を回られ勉強されたそうで、杉のことも良くご存じでした。
で、今回の注文は、一畳分の杉床。
まずはお客さんに杉の良さを見て触れて感じてもらうために、畳一畳分ぐらいの杉フローリングをと考えておられ、でも普通の本実だと人が乗ったときにずれてしまったりするので、何かいい方法はないかと探していた時に、御社の「置くだけフローリング」を見つけて頂きました。
左の写真が「置くだけフローリング」。写真をとるのが下手でわかりにくいですが、手と手をつなぎ合わせるように実がはまり込むようになります。これなら杉床コーナーとしておいてもフローリングがずれる心配はないです。でも、実がしっかりはまり込んでいるので、全体に反ったりという問題点もあるのですが・・。明日、来社されるので、いろいろ一緒に考えてみようと思います。
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