スタッフブログ

北欧風 腰板 :2015年4月16日

先日、赤松の腰板をお買い上げ頂いたお客様から「夢が叶いました」とお喜びのお声と完成写真をお送り頂きました。

女性の方で、DIYにチャレンジされました。とても熱心な方で理想とするお写真を送って頂き、「腰板にこんな色を塗りたいんですが、どんな材木がいいんですか?腰板の幅は何センチにしましょう?腰板と腰板の目地は何センチにしましょう?L字コーナーの見切りはどんな物にしたらいいですか?」何度もお電話、メールで写真を見ながら打ち合わせをさせて頂きました。

腰板の取り付けは大工さんにお願いされたようですが、腰板のペンキ塗りはご自身でされイメージ通りのカウンターを完成されました!

自分で作りたいけど出来ないと諦めてしまっている方もいると思いますが、「自分で作ってみよう!」という気持ちがあれば、今ではネットや本でたくさんの情報を得る事が出来きますし、行動に移すことで大過なく出来きるんだと実感しました。

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(有)創建工房様 新事務所 :2015年4月 7日

去年の11月頃にいつもお世話になっています大阪寝屋川市の(有)創建工房様の新事務所が完成されました。沢山の木材をご使用頂きました。

先日、ホームページを作る為、納材させて頂いたフローリングや階段などの写真を撮らせてもらおうと思いお伺いさせて頂きました。「プロが撮った完成写真あるから持って帰り。」と社長に声をかけて頂き、遠慮なく頂いて帰ることにしました。プロが撮った写真は艶がありとっても綺麗です。

杉、桧のフローリングのページで沢山使わせて頂きました。有難うございました!

納入事例にも載せさせて頂きます!

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新事務所の外観です。創建工房様がいつも外壁でお使いになっている米杉が印象的です。

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事務所入り口                                                杉 熱圧加工 床板

事務所入口から奥の打ち合わせスペースまで杉110mm×15mm 本実赤一等 熱圧加工の床材をお使い頂いております。熱ローラーで表面を抑えて表面を固くする加工を施しています。艶が出て美しいのですが、水分を含むと熱で圧縮された部分が膨れてしまいます。なるべく膨らませないように、塗装される必要があります。

事務所入り口の天井には桧107mm×12mm 目透し一等をお使い頂きました。自然塗料を塗装されていて飴色になって綺麗です。

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和室                                                           打ち合わせスペース

入口奥にある和室。天井には杉107mm×15mm 赤一等目透しの天井板をお使い頂きました。その隣の部屋に大きな栃のテーブルがある打ち合わせスペース。床材は杉110mm×15mm本実赤一等 熱圧加工です。

 

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トイレ                                                        事務所

その横を通り抜けると社長こだわりのトイレがあります。腰板には巾広の200mm×12mm 杉本実赤白上小節をお使い頂きました。本来、本実板には面取りを付けているのですが、面取り無しの加工で、すっきりした印象に仕上がっています。

事務所にもふんだんに無垢材が使われています。

 

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事務所奥にある「根っこ」。イベントや会議を行ったり、また地域の方にレンタルして、ワークショップなど毎週のようにイベントが行われている多目的ホール。社長のこだわりがいっぱい詰まった建物です。こちらの建物でもたくさんの材木をご使用頂きました。床材、天井材、階段材はオール桧です。

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玄関                                                          1階

玄関扉は、蔵の扉をリメイクされています。扉の横に貼られているのが、桧150㎜×20㎜ 上小節本実板 両面化粧。こちらも面取りなしで、すっきりした印象に仕上がっています。

玄関を入ると大きな土間があり、一段上がった多目的スペースに桧180mm×30mm 本実一等の幅広フローリングをお使い頂きました。天井高も高く、広い空間には、幅の広いフローリングが良く合います。手前に見える桧の框 4m×150mm×90mm 上小節や、壁の見切り材などの造作材もお使い頂きました。指定された寸法で仕上げまでキッチリ行っておりますので、現場ですぐに取付て頂く事が出来ます。

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1階 階段

2階へ通じるオープン階段。桧 一等(節有り)です。段板の厚みは55mmもあり、安定感のある階段です。

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2階

階段を上がったロフトスペースのように開放的な2階の床には桧110mm×15mm 本実一等、天井には桧107mm×12mm 目透し一等をご使用いただきました。

 
 

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ロシア製材工場ツアー :2012年5月28日

国産材(杉、桧)のフローリングがほとんどですが、ロシア赤松も原板から仕入れていまして、赤松のフローリングも製造いています。その原板を納品して頂いている大陸貿易さん主催でロシアの製材工場を見学させてもらえる機会があり、参加させて頂きました。

関空・成田で顔合わせ。大陸貿易さんの社長をはじめ、社員さん4名。取引先の商社さんをはじめ、製材所、小売屋25名、総勢30名の大所帯でのツアーとなりました。

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1日目、成田から約10時間のフライトでモスクワへ。昼の12時に出発し、夜10時ごろ着きましたが、時差が-5時間の為、午後5時。長時間の移動と時差で、移動だけでへとへとに。その後、空港からコスモスと言うホテルまでバス移動。1980年モスクワオリンピック開催時に建てられたホテルだそうで、モスクワの中心街から約20キロ離れた郊外にあります。下の写真は部屋から見たモスクワ市街地の写真と、ホテルの写真です。

ちなみにこの写真を撮ったのは夜の10時。夜11時ぐらいから暗くなって、朝3時~4時ぐらいに夜が明けます。この時期、気温は朝、夜は10度~15度、昼は20度~25度くらい。日本よりは少し寒いぐらいでしょうか。ただ天気によってかなり気温が変わるそうです。晴れの日と、雨の日では。寒暖差が激しいそうです。

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空港からホテルまでの道中、日本の車メーカー(トヨタ、ホンダ、ニッサン、スバルなど)がみかけられました。走っている車は日本車の割合がすごく高かったです。とにかく車が多い。どこも大渋滞。運転もあらく、事故車、故障者続出。建物は年数のたったマンションが多数。分譲が少なく賃貸がほとんどだそうです。お金持ちは郊外に一軒家をもち、そうでない人は賃貸。貧富の差がすごく大きいようです。

 

2日目、郊外にある住宅展示場の見学に行きました。モスクワの中心部から約40キロ離れた郊外にたつ、モデルハウス。日本の住宅展示場をイメージしていたのですごいギャップ。広い敷地に家がポツンポツンと。

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ここの宅地で320区画ぐらいありまして、土地が1区画250坪~300坪。建物は施主によってさまざまですが、40坪~60坪ぐらいが平均的に多いようです。土地の値段は㎡単価6,000円ぐらい建物は㎡単価6万円ぐらいが相場だそうです。ただ内装工事は含まず。こちらでは、構造、外装、断熱材などは工事費に含まれるそうですが、内装工事だけ別の会社に依頼するか、自分で工事することが多いようです。

木造軸組工法もあるそうですが少なく、ブロックを積み上げた工法の建物が一番多く、次いでログハウス、パネル(ОSB)工法が多いようです。サッシはもともと木製のサッシだったようですが、冬場は寒さが厳しくなりますので10年ぐらい前から樹脂サッシ(ヨーロッパ製)が入ってきているそうです。ヨーロッパのサッシメーカーはロシアに進出が増えています。残念ながら日本のメーカーはまだだそうです。

また、国の住宅供給政策が進んでおり、着工件数が年に4%~6%増えているそうです。(上記はガイドさんから聞いた話です。)

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ブロック積みの家、ログハウス、パネル工法の家。合計で5棟のモデルハウスを見学させて頂きました。

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左上の写真が内装なし、右上の写真は内装も終えた状態のモデルハウスです。ブロック積みの家は、鉄筋も入っておらず特殊な接着剤(と説明されました??)をブロックとブロックの間に入れ、積み上げていくそうです。強度は大丈夫なのでしょうか。

また、壁材、天井材には赤松の羽目板が使われている建物もありました。

その後、モスクワの市内に向い、昼食後、世界遺産の「クレムリン」「赤の広場」を観光。

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その日の夜にモスクワを出て、バイカル湖から500キロ北に位置するブラーツクへ。ここからが本番、製材工場の見学になります。合計で5社、製材、加工工場の見学になります。

 

3日目、朝にブラーツクに到着。時差がなく日本と同じ時間。日本から3,000キロぐらい離れている地で時差がないのは不思議です。気温は2度。冬みたいです。この時期朝、夜は0度~5度、昼は10度~15度くらい。暖かいところから来たのでこの寒さにはこたえました。

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一度ホテルで休憩し、一件目の製材、加工工場である「ルス・フロアー工場」の見学です。

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建物の広さ、240m×180mとすごい規模の工場です。大きく三ブロックに仕切られておりまして、製材場、加工場、乾燥機と製品置き場と別れていました。丸太からフローリングの加工、列車での出荷まで一貫して行われております。中国などへの原木の輸出、中央アジアや国内向けに赤松フローリング、羽目板、フリー板など製造・販売されておられます。生産能力は月に1,000㎥~1,500㎥、対日本向けに600㎥~700㎥程度出荷されています。

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目のこんだ良い原木です。赤松の原木を見るのは初めてです。サイズはいろいろありましたが25㎝~35㎝ぐらいが多かったです。まずは原木の製材から。丸太は皮むきはせずそのままギャングソーへ。フローリングが主体ですのでこのような製材になるようです。耳付き板になった板を製材機で耳をおとします。

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その後、工場長も一番重要だと言っておられた乾燥の前の桟積み工程。ウチの工場でも2人一組で手作業で行っておりますが、こちらの工場では全部機械です。そら生産する量が違いますからねー。ものすごいスピードで桟積みされていきます。

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左上の写真が乾燥機。(手前に新しい乾燥機3台あったのですが撮り忘れ。)中温除湿乾燥機で温度は80度前後、容量は150㎥~180㎥、乾燥日数は7日~10日。含水率7%~8%までおとすそうです。右上の写真がボイラー室。ボイラー室と乾燥機は正反対の場所に設置されております。冬は-30度までさがるので、パイプを工場内に通し、暖房としても活用されています。

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乾燥後、モルダー加工により、フローリングへ。サンダー加工、シュリンク梱包と丁寧に加工されていました。2mのフローリングはエンドマッチ加工。抜け節、割れなどフローリングには適さない材木は短くカットされ、フィンガージョイントでつなぎ、ホットプレスによりフリー板へ。その他、木くず、製材により出た端材などは木くず焚きボイラーの燃料となり余すことなく材木が使われていました。

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最後に製品倉庫。日本向けのフローリングや羽目板は受注生産の為、出来たらすぐに出荷される為、在庫はあまりありませんでした。製品倉庫内に線路がひかれており、ここでコンテナーに入れられ、列車に乗せて出荷するそうです。どこの工場でもだいたい線路が工場内にひかれているそうです。びっくりです。

ウチの工場も規模は全然違いますが、材木の端材、木くずなどを有効利用できるように考えて行かないといけないなーと感じました。木くず焚きボイラー、設備投資が・・・。

その後、ウスチ・イリムスクへ向けて出発。

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ブラーツクから今夜泊まるホテルがあるウスチ・イリムスクまではバス移動で約5時間・・。かなりきつかったです。左上の写真のような道を走行。舗装はされているのですが、継ぎ接ぎだらけの道。おまけに上り下りが多い。そして永遠と同じ景色が。寝て過ごそうと思っていたのですが、寝れず。バスから降りたとたん、みなさんもふらふらになっておりました。

道端に生えているのは赤松と白樺。若くて細い木で伐採された後だそうです。伐採しやすい道路際は若木が多かったように思います。また植林せず、自然に生えてきているそうです。

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ホテルに着き夕食を食べたあと、ホテル内にあるサウナに行ってきました。みなさんと話をしながらお酒を飲んで、10時前ぐらいに部屋に上がってくると上の写真がその時刻にホテルの部屋から撮った写真。明るすぎる・・。時間の感覚がおかしくなります。夜が明るい?!不思議な感覚です。

 

4日目、朝早くホテルを出てシベリア鉄道に乗りイギルマへ。

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シベリア鉄道は楽しみにしていました。テレビで「世界の車窓から」にも何度か出ていたので。ウスチ・イリムスクからイギルマまで約2時間半。本日は、3件の製材工場の見学です。

まずは1件目。「レスリスールス社(旧イギルマ大陸)」の見学です。

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丸太から製材、乾燥を経て垂木、胴縁、桟木、原板、ラミナなどの製品を製造。月に12,000㎥~17,000㎥の製品の生産をされています。対日向けに6,000㎥~7,000㎥。他にもヨーロッパ、エジプト、中央アジア、国内向けに製造しておられます。あまりピンとこない数字ですよね。樹種は赤松、ダフリカ唐松。上の写真は渡場にある原木。ここにあるだけで3万5,000㎥の在庫だそうです。ウチに入ってくる原版はここで製造されている物です。

ここの工場は3つの工場にわかれています。

まず第一工場

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帯鋸ライン。26㎝以上の丸太が製材されます。皮むきされた丸太が工場内に入ってきて、4台ある製材台車で製材。すべてラインが組まれているので、製材された原板は桟積みの機械まで流れて行き、桟積み。その後外へと出され、しばらく天乾。

第2工場

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チップソーライン。26㎝以下の丸太を製材されています。上の写真のように原木が機械の穴に入り、中にチップソーが左右に4枚ずつ回っているため、鋸の所を通ると4分割され、原版が製材されています。第一工場と同じく桟積みされ、渡場へ天乾。

第一工場では年間に18万㎥の丸太の消費。製品(垂木、胴縁など)は9、5万㎥製造。

第二工場では年間に15万㎥の丸太の消費。製品(垂木、胴縁など)は5万㎥製造。

第二工場で製材すれば製材スピードは早いですが、製品になる歩留りが悪い。かといって細い丸太を第一工場の帯鋸で製材していると能率が悪い。とのことで、生産能率、スピードから26㎝を仕切りに2工程の工場に分けて製材されているそうです。

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その後、乾燥機へ。6台ありまして、1台あたり約150㎥入るそうです。上の写真が1台の乾燥機に入る量です。すごい量です。乾燥機に入っている期間は5日~6日。月、5,5回ペースでサイクルされています。

第3工場

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製品製造ライン。乾燥された原版が運びこまれ、プレギャング、モルダーにより小割(垂木、胴縁など)されます。その後4か所にグレード別に分けられ選別、梱包されていきます。作業員は女性の方が多かったように思います。

積み込み作業

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ちょうど積み込み作業の最中。コンテナーの中にKD原版(日本向けの製品)が積み込まれていました。レールが敷かれた上に製品を積み込み、後ろから押しこんでコンテナーの中へ。あっという間に入っていました。その後、コンテナーを積み込みする重機によって列車へ。おそろしい重機です!輸出入関連の業者さんもツアーに参加されていたのですが、初めて見たと大変ビックリされていました。

その後、工場内の食堂で昼食をとった後、「LDK社、SEL社(セル大陸)」の工場見学。

まず「LDK社」

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主に太物丸太を製材。乾燥を経て垂木、胴縁、原板の製品を製造。月に25,000㎥の製品を製造されています。対日本向けには月に1,000~3,000㎥ほど。ヨーロッパ、国内が主だそうです。丸太、製材品(桟積みされた原板)が渡場に10万㎥。樹種は赤松。

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約100mぐらいの製造ライン。すべてコンピューター制御。すごい設備です。工場の2階に丸太から原版になるまでのラインが設備されており、最後に桟積み機に到達し、桟積みされた山が1階におろされ、リフトにかかえられ渡場へと運ばれていきます。その後、乾燥機に入れられ製品(垂木、胴縁など)を製造する工場へ。

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上の写真が製品工場です。

その後、「SEL社(セル大陸)」へ。

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主に中小丸太を製材。乾燥を経て垂木、胴縁、羽目板の製品を製造。月に15,000㎥の製品を製造されております。対日向けは2,000㎥~4,000㎥ほど。樹種は赤松。

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見学後、3社の幹部と面談。僕は横で話を聞いていただけなのですが。

現在、この3社との取引がある商社や大陸貿易さんとの面談。中国への輸出がかなり減っているそうです。また、ポプラのLVLのような曲りの少なく、品質も良く安価な製品やホワイットウッドなど、赤松に対抗する製品が数多く出てきているそうです。

また、日本の震災後の復興住宅にも目をつけているそうです。復興状況ですが、現在約3分の1程度。ここ2,3年は大きく動くとの話。

その後、夕食を食べシベリア鉄道でウスチ・イリムスクへ戻りました。3社とも、ものすごい規模の製材工場でした。

 

5日目、ウスチ・イリムスクにある「レスプロム社」の工場見学。

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前日の3社には規模が劣るのですが、丸太を製材。乾燥を経て垂木、胴縁、フローリングの製品を製造。月に8,000㎥の製品を製造されています。対日本向けには月に5,000㎥ほど。その他エジプト、国内向けに出荷されているそうです。樹種は赤松。生産能力はもう少しあるのですが、完成品は完全受注生産。渡場には10,000㎥の丸太の在庫、KD原板が5,000㎥。

 

この3日間、ほんとうにすごい規模の工場を見学させて頂きました。大陸貿易さん、ありがとうございました。想像を絶する規模の工場。こんなに資源が豊富で、すごい設備があるのに製造されているのが、垂木や胴縁。なにか他の製品はできないのかなぁと、思ったりもしました。能率をあげて大量生産しコストダウンをはかるとこういう形の工場になるのでしょうね。すごい世界を見せて頂きました。

 

工場見学後、バスで5時間、ブラーツクへもどりました。

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夕方、湖畔でのバンケット。「ルス・フロアー社」のおもてなし。羊の肉のバーベキュー、羊の肉のピラフなどなどたくさんの料理がならびました。ほんとうにおいしかった!ロシアと言えばウォッカ。みなさん、過酷な旅で疲れが溜まっていたのでしょうか。お酒がまわり、たおれていく人や記憶を失う人が続出。僕も例外ではないですが(笑)。ウォッカはすごいお酒ですね。旅の疲れがふっとぶ楽しいひと時でした!

 

次の日、モスクワに戻り(モスクワ経由でないと成田に戻れない為)、おみやげを買いに。またまた大渋滞で買い物の時間が短くなり・・。がなんとか子供にマトリョーシカの人形を買うことが出来ました。その後、10時間のフライトで成田へ。羽田から関空へと無事帰ってきました。帰り、羽田で食べたざるそばと、かつ丼。ほんとにおいしかった!実は、ロシア料理があまり合わず、かなり苦しみました。でもあんまり痩せてなかったんですけどね。

 

こんな貴重な体験をさせて頂いた大陸貿易さん有難うございました。そして勉強しておいでと快く行かせてくれたウチの社長(父親)ありがとう。何か商売につながる、これから商売を広げていくヒントはないかと意気込んで行ったのですが。あまりにも規模が大きすぎると言いますか、世界が違うといいますか。でもこんな世界もあるんだ、どんどん外に出て行かないとと感じることができました。ロシア赤松とはいえ産地は違うけど、同じ材木。ほんとに寒い中で育った目の積んだ良い材でした。ロシア赤松に対しての感覚が変わりました。愛着が持てるようになったと言いますか。あまり大きなことは出来ませんが、海外に目をむける、国産材をという話もでていました。そういう可能性もあるのだと。それに何よりたくさんの方と知り合うことが出来ました。同じ日本にいて、あまり知り合うことが出来ない方々。近日、近畿の人たちで集まり「ロシア会」を開こうという話が。これからもお付き合い宜しくお願いします。

 
 

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完成見学会へ :2012年5月26日

ロシアの製材工場見学に行っており、ブログを書くのがだいぶ遅くなりましたが、完成見学会に5月12、13日と2件見せて頂く機会があり、行かせて頂きました。

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12日、明石大橋の近く。西宮市のマスタープラン建築設計事務所さんのマンションリノベーションの完成見学会。

国産材がふんだんに使われております。30ミリの巾広フローリング、天井の杉の羽目板、窓枠や見切り材の造作材、カウンターや見切り材の杉、ヒノキの巾接ぎ材、柱、梁など、たくさんの木材を使って頂きました。

計算してみたところ、今回使って頂いた杉、ヒノキの量が約3㎥。単純に計算すると長さ4メートル直径35センチの丸太が10本分ぐらい。丸太を製材すると、円形から四角に材を木取りしていくので、使えない部分も考えると18、19本ぐらいでしょうか。このマンションの一室にこんなにたくさんの材木が使われているんです。

実際に、ウチの工場で加工された木材が使われているのを見に行くのってほんと楽しいです。どんなふうに使われているか見せてもらうと、出荷前はただの四角の角材や巾接ぎ板たちが、形を変え、組み合わさって、こんな気持ちい空間をつくりだすんだと毎回感激してます。設計事務所さんや工務店さんと直接かかわらさせて頂いている醍醐味でしょうか。もちろん責任も重くのしかかってきますけど。

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会場には施主さんも来られており、少しお話させて頂く機会もありました。

いつも思うのですが、マスタープランさんと施主さんの関係が何かお友達みたいって言うか、何と言ったらいいかわかりませんが、施主さんとの距離がすごく近いように思います。建築会社さんは「お客様、お客様」ってイメージが強くて。もちろん小谷社長の人柄もあるのだと思いますが、こういう関係で一緒に家造りできると楽しいだろうなぁと。

見学会に行かせて頂き、ありがとうございました。また行かせてください。

 

その後、友達の結婚祝いで梅田へ。おおいに飲んできました。久しぶりの友達に会えて楽しかった~。

 

次の日、13日は寝屋川市の縁 創建工房さんの新築の完成見学会へ。

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前日の12日(土曜日)と13日の二日間の完成見学会です。

一階のヒノキのフローリング、二階の杉のフローリング、ヒノキの階段、和室のヒノキの造作材に玄関の框、付け框などなど今回もふんだんに木材を使って頂きました。

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1階桧床 桧階段 桧階段

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2階杉床 2階杉床

今回もたくさんのお客さんが来られておりました。ОBの方もたくさんこられておりました。

松藤社長とは2年半ぐらい前からお付き合いさせて頂いております。一見こわそうな方なのですが、家や施主さんに対する思いはもちろんですが、私たち業者さんへの思いもすごく強いです。僕も何度かトラブルを起こしてしまったことがあったのですが、責任を全部投げかけるのではなく、一緒になって考えてもらい、何度も助けて頂きました。

見学会に行かせてもらうと、「写真いっぱいとって帰りやー、いっぱい宣伝しいやー」っといつも暖かい声をかけてもらっています。アドバイスもたくさん頂いています。

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上の写真は業者さんの顔の写真が入ったパネルです。大工さんに、左官屋さん、、、などなど家造りにかかわる業者さんたちです。その中の材木屋さんの所に僕の写真と名前が!!仲間入りさせてもっらって、すっごくうれしかったです!

 

見学会が終わったあと、ご飯までご馳走になりありがとうございました。

 
 

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吉野材センター記念市 :2012年4月26日

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ひさしぶりのブログ更新です・・・

先日、吉野材センターで年に何度かある記念市がありました。杉の盤(幅300ミリ~800ミリ、厚み30ミリ~80、90ミリの天板などに使えそうな材)がメインで、写真を写すのを忘れてしまい、のっていませんが桧の化粧柱などなど、たくさんの製品が出品されていました。

僕が行ったのは夕方くらいだったので市の様子は見れなかったんですが、センターの人に聞いてみると「結構お客さんが来てくれて、結構売れたんちゃうかなー。」とのこと。

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普段、吉野材センターであまり目にしない、欅、クリ、さくら、栃などの広葉樹なんかも出品されていました。

 

今では吉野材センターに製品を卸すことは殆どないのですが、丸岡材木店も今から15年ぐらい前は、このような杉の巾広の板ではないですが、赤身の節の少ない和室に使われるような造作材などを出品していたそうです。

現在、フローリングやピーリング、階段など内装材の加工を専門にしています。ですので、丸太から製材することをしておりません。フローリングなどの原板や杉、桧の枠材や階段板になるような巾広の板などは吉野の製材所さん、数ヶ所から製材してもらって、その原板を乾燥、加工しています。その為、よく使って頂く寸法の材料は在庫していますが、規格外の寸法などの注文を頂いた場合、吉野材センターにお願いしています。

吉野材センターの普段は市の時に出品されている巾広の板もあるのですが、吉野の製材所から集められた製材品が集まる所なので、いろんな寸法の杉や桧の造作材、柱、建具材など、たくさん在庫されています。

ウチのような在庫をあまりもっていない所は、近くに吉野材センターがあるのは心強いです。これで、全部の製品がしっかり乾燥していれば言うことないんですがねー。

 
 

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